
2026年9月26日(土)、グラフィックデザイナーのためのLINEオープンチャット「グラデザ友の会」の東京オフ会「Meetup in Tokyo」を、ゲートシティ大崎にあるアドビさんのオフィスで開催しました。
定員は100名。募集を始めてから、ほぼ半日で満席になりました。駆け出しの方から、キャリア15年以上の大ベテランまで、本当にたくさんのグラフィックデザイナーが集まってくれました。
この記事では、当日の様子を時間の流れに沿ってふり返ります。でざいん姉さんとのトークセッションの内容は、以下のnoteでまとめていますので、後から読んでもらえると嬉しいです。
https://note.com/joshinishiguchi/n/nc98c7cd07b6e
開催前に「当日集まる100人のこと」を先に共有しました
実は開催の前から、参加者のみなさん向けのページを作って、東京オフ会のLINEグループで共有していました。お申し込みのときに答えてもらったアンケートをもとに、当日集まる100人の顔ぶれをまとめたものです(お名前など、個人が分かる情報は載せていません)。

30代と40代で、会場の7割をこえる
フリーランス34人とインハウス30人が、ほぼ同じ人数
北は宮城から西は福岡まで、15都府県から集まる
最後には、「交流会で話しかける相手に迷ったら」というヒントも載せました。ひとりで参加する方が多いので、「どんな人に会えるか」を先に知っておけば、当日の最初のひと声をかけやすくなると考えたからです。トークセッションで会場を3つのチームに分けたのも、このデータがもとになっています。
14:30 雨の中、20階の会場へ

あいにく、この日は一日中雨でした。それでも、受付の3階には開始前から続々と人が集まってくれました。3階で受付をすませた方から、アドビのみなさんの案内で、4回に分けて20階の「Panorama Square」へ上がってもらいました。

第1便で到着したみなさんは、高層階からの景色や、ソファーに置かれたアドビオリジナルのクッションと一緒に、さっそく写真を撮っていました。そこから第2便、第3便、第4便と到着するたびに、会場がどんどん埋まっていきます。最初は余裕のあった20階が、だんだん「めっちゃ多い!」になっていきました。
名札の紐の色で、写真の撮影OK・NGが分かるようにしました(白=OK、赤=NG、黒=スタッフ)。この記事に載せている写真も、この色を見ながら選んでいます。
15:00 オープニング

司会は、アンバサダーのゆいまさん。「今日はどこから来ましたか?」と会場に聞いてみると、ほとんどが関東近県の方で、関西から来てくれた方もちらほら。海を渡ってきたのは、福岡から来てくれたでざいん姉さんだけでした(笑)

最初に、会場を提供してくださったアドビの仲尾さん(@tsuyon)からごあいさつをいただきました。Adobe Community Leaders Club(ACLC)は、全国のコミュニティーのリーダーを支えるために2年半ほど前に始まった取り組みで、いまは40以上のコミュニティーが登録しているそうです。「この部屋にこんなに人が来るのは、今日が初めて」と驚いてもらえたのが、ちょっと嬉しかったです。

続いて、私から「グラデザ友の会のこれまで」をお話ししました。
はじまりは2020年、Xでの何気ないポスト。「グラフィックデザイナーの情報共有チャットを作りたい」とつぶやいたら、100人ほどが「いいね」をしてくれました
デザイナー向けの場はたくさんあるので、あえて「グラフィックデザイナー」に絞りました
この9月で丸6年。当日の朝に数えたら、メンバーは2,782人になっていました
2023年の終わりごろから、メンバーが急に増えました。調べてみると、Xからではなく、オープンチャットの中で「デザイナー」と検索して入ってくれた人がとても多かったんです。そこで名前や説明文を見直したら、デザインのカテゴリーで1位になりました。
オンラインのやりとりは匿名なので、気軽に相談できるのがいいところです。そのぶん、顔を合わせてつながれるきっかけも作りたい。そう思って、7月の大阪に続いて、今回が2回目のオフ会でした。来年は愛知も含めて年4回くらい開催したいこと、フォントメーカーさんや印刷会社さんとの企画(社会見学など)の話も進んでいることも、少しだけお伝えしました。
15:10 トークセッション(ダイジェスト)

テーマは「駆け出しからベテランまで、キャリアとAIの“次の一手”」。お相手は、グラデザ友の会の副会長でもある、でざいん姉さん(佐野五月さん)です。

百貨店と商社でインハウスを長く続けてきた私と、長崎の印刷会社で鍛えられ、2008年に独立したでざいん姉さん。年齢はひとつ違いなのに、歩いてきた道はまるで違います。SNSのアイコンも「シアンとマゼンタみたいなふたり」です。
ダイジェストで、印象に残った場面を3つだけ紹介します。
① 原点の話で、会場がざわついた
私は20歳ごろ、Illustrator 8.0とPhotoshop 5.5から。初代iMac(タンジェリン)とMOドライブをセットで買いました。姉さんは高校のデザイン科で、Illustrator 5.5。画像を反転しただけでMacが固まり、先生に怒られていたそうです。この話で笑った方が多くて、会場の年齢層がばれました(笑)。道具は変わっても、はじまりのワクワクは同じです。
② AIは「組み込まれた機能」として、もう使っている
ふたりとも、いわゆる生成AIをバリバリ使っているわけではありません。それでも、「被写体を選択」や「生成塗りつぶし」、Photoshopのニューラルフィルター(スーパーズーム)には、毎日のように助けられています。髪の毛の切り抜きに何時間もかけていた姉さんは、「あの時間を返してほしい」と言っていました(笑)。一方で、校正のような最後の確認は、まだ自分の目でやる。実務で画像を生成するなら、商用利用の安心感があるFireflyを使っています。

③ キャリア別の「次の一手」は、「吸収する → 深める → 広げる」
会場のみなさんを経験年数で3つに分けると、次のようになりました。
はじめの一歩(学生さん・これから目指す人・駆け出しから2年まで):23名
独り立ちのタイミング(2〜7年):28名
次のステージ(7年以上):49名
なんと半分が、キャリア7年以上のベテランでした。
はじめの一歩は「吸収する」:置かれた場所で、先輩のフィードバックを浴びる。デザイン以外の仕事をさせられても、無駄なことはひとつもない
独り立ちは「深める」:組織にどっぷり浸かってから、横を見る。「フリーランスはいつでもなれる。なるなら覚悟を持って」
次のステージは「広げる」:収入の土台を固めて、次を積む。デザインを真ん中に置き続けなくてもいい
特に伝えたかったのは、順番です。深めてから広げることで、桶の大きさが広がっていくイメージです。深めないまま広げると、全部が浅くなってしまいます。

このほかにも話したいことはたくさんありましたが、時間が10分ほど押してしまいました。トークの詳しい中身は、別のnoteでまとめます。AIの話の続きは、11月の福岡でじっくりやります。
話しながらいちばん印象に残ったのは、みなさんが本当に一生懸命聞いてくれていたことです。
16:00ごろ 交流会スタート

アドビさんへのアンケートに答えてもらったあと、いよいよ交流会です。ドリンクと、百貨店出身の私が銀座三越で選んで買ってきたお菓子を片手に、あちこちで名刺交換が始まりました。

途中では、私の声かけで、属性ごとの席替えもしました。7月の大阪で「いろんな人と話せた」と好評だったやり方です。今回は、トークでも分けた経験年数ごと(はじめの一歩/独り立ち/次のステージ)に集まってもらいました。
同じ境遇の人どうしの会話は、やっぱり盛り上がります。見ていて、この時間は特ににぎやかだったように思います。
17:00すぎ アドビのオフィス見学と、ロゴの前で記念撮影

交流会の途中で、グループに分かれてアドビさんのオフィスも見学させてもらいました。ロゴの前は、PhotoshopやIllustratorのクッションを持っての撮影スポットに。写真NGの方も、クッションで顔を隠して一緒に写っていました。

もちろん、私も撮ってもらいました(笑)。
その後、仲尾さんから、アドビの最新機能をデモで紹介していただくミニプレゼンもありました。

18:20ごろ じゃんけん大会

交流会の終盤は、仲尾さんとのじゃんけん大会です。景品は、アドビさんからご提供いただいたグッズと、グラデザ友の会から用意したAmazonとStarbucksのギフトカード。会場全員の手が一斉に挙がりました。

いちばん盛り上がったのは、Amazonギフトカード2万円分が当たった瞬間です。会場中から歓声が上がりました。
19:10 集合写真

最後は、みんなで集合写真を撮りました。予定より少し押しましたが、最後までたくさんの方が残ってくれました。
参加者の声(振り返りアンケートより)
終わったあとのアンケートには29件の回答をいただき、26人が「とても満足」「満足」と答えてくれました。いくつか紹介させてください(一部抜粋)。
交流会は、初対面でも前から繋がってたようなくらいスムーズにお話ができて楽しかったです。
大勢の人数を実際にこの目で見たことで、何千人のグラデザメンバーの(ひいてはグラフィックデザイナー全ての)これまでの歩みやこれからの歩みに、これまでに増して熱量を伴って思いを馳せることができました。
大勢の人数を実際にこの目で見たことで、何千人のグラデザメンバーの(ひいてはグラフィックデザイナー全ての)これまでの歩みやこれからの歩みに、これまでに増して熱量を伴って思いを馳せることができました。
4時間も!と最初思っていましたが、あっという間でした。
今回はインハウスの方も多く、年齢も近い方が多かったので、仲間がたくさんいるという感覚が近かったです。
でざいん姉さんのデザインの枠から外れてもいいのでは?と言うお話、最近考えていたことだったのでとても腑に落ちました。
お菓子のチョイスのセンスがピカイチです!!!!
うれしい声と同じくらい、「もっといろんな人と話したかった」「1回目の席替えまでが長かった」「働き方(会社員・フリーランス)で集まる時間もほしい」という声もいただきました。次回は、最初の輪の作り方と席替えのタイミングを見直します。
やってみて思ったこと
今年の夏ごろまでの約2年間、私はあまり外に向けて発信をせず、リアルに人と会って話す場も、ほとんど作っていませんでした。
それが夏から少しずつ動き出し、今回はこうしてたくさんの方に集まっていただけました。「何か一歩進むきっかけ」になる場を届けられている実感があり、これは自分にとっても、すごく意味のあることだと感じています。話す機会をいただくたびに、私自身が成長できることもたくさんありました。
来年以降も、みなさんのお役に立てることを第一に考えて、グラデザ友の会を「ゆるく交流できる場所」として、しっかり続けていきたい。そんなことを思った一日でした。
ありがとうございました
会場をご提供いただき、当日も一緒に盛り上げてくださったアドビの仲尾さん、アドビのみなさん、Adobe Community Leaders Clubのみなさん、本当にありがとうございました。
福岡から駆けつけてくれたでざいん姉さん。受付や誘導、司会、撮影を支えてくれたアンバサダーのゆいまさん、スズキさん、彼岸花さん、なかおさん。そして、雨の土曜日に集まってくれた参加者のみなさん。おかげで、たくさんの人がつながる一日になりました。
次は、11月に福岡で
この続きは、2026年11月26日(木)に、博多駅のすぐそばにあるLINEヤフーコミュニケーションズ福岡オフィスで開催予定です。LINEヤフーコミュニケーションズで活躍するデザイナーの方々にも登壇していただき、「AI × デザイン」をテーマにお話しします。詳細は決まり次第、オープンチャットでお知らせします
東京で会えたみなさんとも、まだ会えていないみなさんとも、福岡で会えるのを楽しみにしています。
グラデザ友の会に参加するには
グラデザ友の会は、グラフィックデザイナー同士がゆるく交流できるLINEオープンチャットです。いまは2,700人以上が参加しています。
参加無料・出入り自由・匿名での参加もOK
現役のデザイナーはもちろん、学生さんやこれからデザイナーを目指す方も歓迎です
オフ会のお知らせも、まずはオープンチャットで行っています
▼ グラデザ友の会(LINEオープンチャット)
▼ 公式サイト
GOOD DESIGN. GOOD FRIENDS.
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