【開催レポート】関康隆写真研究所 PhotoZINE展2026「ZiiiiiiiiNE」

公開日:2026/7/23

2026年7月7日(火)から7月12日(日)までの6日間にわたり、東京・外苑前の「Nine Gallery」にて関康隆写真研究所主催のPhotoZINE展2026「ZiiiiiiiiNE」が、開催されました。

本展は、メンバーが約半年間におよぶZINE制作ワークショップを通じて作り上げた「PhotoZINE(写真冊子)」をお披露目する成果発表の場です。期間中は作品展示、ZINEの閲覧スペースの設置、そして出展メンバーと来場者のリアルな双方向コミュニケーションが行われ、大盛況のうちに幕を閉じました。

1. 展示内容と当日の様子

■ 「展示」と「本」の融合が生むユニークな体験

本展の大きな特徴は、ギャラリーの壁面を飾る「その時、その場限り」の瞬間的な写真展示と、手元に残り何度も振り返って楽しむことができる「PhotoZINE(本)」という対照的な2つの媒体が融合した点にあります。

会場壁面には出展メンバー8名が制作したZINEの世界観を拡張する写真作品を工夫を凝らしてレイアウトし、会場内に設置した閲覧スペースでは展示されたすべてのZINEを手に取ってゆっくり読むことができるようにしました。このハイブリッドな構成が、出展者と来場者の双方にとって、非常にユニークかつ満足度の高い体験を生み出しました。

■ 活発な質疑応答と即売会の盛り上がり

会場では、出展者が在廊して来場者とダイレクトに対話できる環境を作りました。来場者が熱心にZINEを読み耽る姿が多く見られたほか、制作プロセスやプロジェクトの背景について出展者へ直接質問する姿が至る所で見られ、活発なコミュニケーションが生まれていました。

また、ZINEの即売会も実施。気に入った作品を「形として持ち帰りたい」という来場者が非常に多く、こちらの予想を上回る販売数を記録し、大きな驚きと手応えを得る結果となりました。

2. 制作におけるAdobeツールの活用

本イベントに向けた半年にわたる制作プロセスにおいてAdobeの各クリエイティブツールを実用的に活用しました。

  • Lightroom Classic: 各メンバーによるRAW現像、写真セレクト、表現の方向性の調整に使用。

  • Photoshop: 繊細な画像レタッチや印刷用のカラーマネジメントに使用。

  • InDesign & Illustrator: 冊子全体のレイアウト編集、タイポグラフィの設計、印刷会社への完全入稿データの作成に活用。

3. 参加者・来場者からのフィードバック

イベント全体を通し、出展者・来場者の双方から熱量のある具体的なフィードバックをいただいています。

■ 出展メンバーの声

  • 「自分の写真を『本(ZINE)』という完結したプロダクトに仕上げる喜びを知ることができた」

  • 「会場で自分のZINEを読んでいる方のダイレクトな反応や、疑問・質問を直接聞くことができたのが、今後の制作に向けて大変勉強になった」

■ 来場者の声

  • 「どの作品もテーマ性が深く、見応えがあった。気に入ったZINEを購入して持ち帰れる仕組みも非常に良かった」

  • 「出展者の方々から直接制作の話を聞けて、自分も刺激を受けて何か作ってみたくなった」

4. 主催総括と今後の展望

昨年からスタートし、2回目の開催となった今回のPhotoZINE展。前回以上に多くの来場者をお迎えすることができ、会場全体の熱量や盛り上がりも目に見えて高まっていることを実感しました。

出展メンバーは半年前からZINE制作に向けたワークショップを重ね、自らのプロジェクトを1つの作品(本)として形にすべく試行錯誤を続けてきました。制作をするだけでなく、このようにギャラリーというリアルな舞台で「発表する場」があることこそ、創り手にとって非常に重要であり、今回の出展を通じてメンバーは著しい成長を遂げたと確信しています。

ギャラリー展示という「その場限りの体験」と、ZINEという「手元に残っていつでも振り返ることができる形」。この2つの強みを併せ持った今回の取り組みは非常にユニークであり、出展者・来場者の双方に高い満足感を提供できる素晴らしいイベントとなりました。

今後もオンラインとリアル、それぞれのメリットを最大限に活かしながら、関康隆写真研究所としてこのような挑戦的で創造的な取り組みを継続してまいります。

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